礼拝(聖餐式)

礼拝のスケジュール

<主日(日曜日)の礼拝>
朝の礼拝  7時30分~
聖餐式  10時30分~
夕の礼拝  17時~

<その他の礼拝>

教会や信徒の家庭で様々な形の礼拝が行われます。
小礼拝堂を用いた小さな祈りの場も礼拝の形の一つです。

<イースター、クリスマス>
復活日(イースター)と降誕日(クリスマス)は、信徒がこぞって礼拝を捧げる日として守られています。

 聖餐式

毎週日曜日に行われる主日礼拝では、日本聖公会が発行する「祈祷書」を用いて聖餐式(せいさんしき―ミサともいいます)をささげることを基本としています。
聖餐式の由来はキリストの最後の晩餐にさかのぼります。聖書にはこう記されています。

それから、イエスはパンを取り、感謝の祈りを唱えて、それを裂き、使徒たちに与えて言われた。「これは、あなたがたのために与えられるわたしの体である。わたしの記念としてこのように行いなさい。」 食事を終えてから、杯も同じようにして言われた。「この杯は、あなたがたのために流される、わたしの血による新しい契約である。しかし、見よ、わたしを裏切る者が、わたしと一緒に手を食卓に置いている。人の子は、定められたとおり去って行く。だが、人の子を裏切るその者は不幸だ。」

【ルカによる福音書/ 22: 19~22】

聖書 新共同訳:
(c)共同訳聖書実行委員会
Executive Committee of The Common Bible Translation
(c)日本聖書協会
Japan Bible Society , Tokyo 1987,1988

これ以来、教会はキリストが命じたとおりに最後の晩餐を繰り返してきました。
聖餐式では、聖書のみ言葉と説教を聞き、聖歌を歌い、神を賛美し、世界の人々のために祈りをささげます。
そして聖卓(祭壇)の前に進み出て司祭によって聖別されたキリストの聖体を意味するパンと聖血を意味するぶどう酒をいただきます。
聖餐には様々な大切な意味がありますが、キリストのご聖体をいただくことによって、主イエス・キリストを信じる者がキリストに養われ、一つとされることを表しているといえるでしょう。
また、信徒でない方でも、聖卓(祭壇)の前で司祭からの祝福の祈りを受けることができます。

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聖餐式の流れ

聖公会の礼拝は「祈祷書」という祈りの手順が書かれた緑色の本を用います。
主日10時30分からの聖餐式は以下の流れになっており、1時間ほどの礼拝です。

【感謝賛美】

鐘がなり礼拝が始まります。聖歌を歌い感謝の祈り捧げます。

【聖書朗読】

三か所の聖書朗読が用いられます。関連する聖歌も歌います。

【説教】

聖書の解説や、その日、その週の過ごし方など様々なテーマで牧師が説教をします。

【とりなしの祈り】

亡くなった方々、病気などで苦しんでいる方々、世界中の人々、教会の働きのためにお祈りをします。あわせて心に思い浮かぶ方々がいらっしゃいましたら事前にお申し出ください。礼拝の際に一緒にお祈りをいたします。

【懺悔】

罪を悔い改め、イエスキリストによって赦されていることを確認します。

【平和のあいさつ】

平和を願い、互いに握手をしたり、合掌してお辞儀をしたりしながら「主の平和」といってあいさつを交わします。神さまと人とに仕えるために働くことを心に刻み、感謝し、「聖餐式」の前に共同体の和解を示す意味があります。

【奉献】

神さまから与えられた賜物をお捧げすることです。「献金(信施)」はその一つの形です。聖歌を歌っている間に、献金袋が席にまわってきますので、ご用意のある方はお気持ちでご自由にお献げください。
なお献金は、教会の活動のため、また、地域・社会の様々な必要のために用いられます。

【感謝・聖別】

聖書に倣い、パンとぶどう酒に感謝し、聖別します。

【陪餐】

聖別されたパンを、イエスキリストの聖なる体として、ぶどう酒を聖なる血としていただきます。陪餐後、感謝の聖歌を捧げます。

【派遣の祝福】

イエス・キリストが弟子たちに伝えたように、神の喜びを皆に伝えるように派遣されます。
祝福を受け、聖歌を歌い、礼拝は静かな祈りとともに締めくくられます。

※礼拝の内容に沿って読まれる聖書は聖書協会共同訳が用いられています。
備え付けの「祈祷書」「聖書」「聖歌集」は充分用意されております。初めての方でも安心してご参加できます。

【初めての聖餐式】

主日の礼拝は、お越しの際にご遠慮なく「初めてなので」とお申し出ください。聖書、祈祷書などをお渡しし、お席までご案内いたします。

声をかけるのが苦手な場合、静かに、そのままお席に着かれてもかまいません。

※なお、当教会では、はじめて教会に来られた方に、なるべくお名前の記入をお願いしています。
また、個人の情報が教会からのご案内以外の目的に用いることはありません。